ダイアログ・イン・ザ・ダーク神宮外苑「内なる美・ととのう暗闇」再開のご案内
2月29日より東京・神宮外苑のダイアログ・イン・ザ・ダーク「内なる美・ととのう暗闇。」は、COVID-19(新型コロナウィルス)感染拡大防止に関する政府からの自粛要請を受け、20日間の休館を設けておりました。中止期間中にご予約が重なってしまった方には、多大なご迷惑をおかけいたしましたこと、心よりお詫び申し上げます。
中止期間中、私たちはダイアログの再開を待ち望んでくださるお客様を思いながら、どのように過ごすか対話の時を持ちました。そして、全スタッフが、「こんなときだからこそダイアログ・イン・ザ・ダークは社会に必要。そのためにも暗闇内をさらに安心・安全な場に整える」という結論を出しました。
従来ダイアログのメンテナンスは、掃除機、雑巾がけ、そしてアルコールを使用した清掃を行っています。また暗闇とはいえ、空気の入れ替えや換気を十分に行っていますので密室空間ではありません。自粛期間中は、スタッフ一丸となり今以上にこの場を整えお客様をお迎えする準備をしていきました。
ダイアログは、一般のオフィスや商業施設とは異なるメンテナンスや清掃を致します。目の見えるスタッフと視覚障害者のアテンドスタッフが互いの強みを活かしあうのです。
目を使うスタッフは視覚を最大限に使用し、アテンドスタッフは指先や掌を使い一つ一つ丁寧に確認をしながら隅々までそのクオリティを保つような清掃をします。
「通常の掃除を超えた清浄な場にしたい。不安が募るこの時期に暗闇を選んでくださった方が、清々しく心地良いと感じ、気持ちを解して対話をしていただけたらうれしい」
澄んだ場を作るという思いが溢れ、会場を毎日毎日磨いていました。
COVID-19は人だけでなく社会全体にまで感染し、高まる不安から買占めなど悲しい行動にまで及んでいます。
でももしかしたら、大切なことは手を伸ばせばすぐ近くにあるように思います。
手を伸ばすということは行動をすることです。
アテンドたちは言います。
「人ってね、助け合うことができる生き物なんです。私たちはそれを一番知っています。
だからもう再開しましょう。準備はできました」。
新たな換気システムも加え、ご体験内容も感染防止に合わせたものに変更。
定員数を8名様から4名様にさせていただきました。
いつもとは少し違うダイアログ。
こんなときだからこそ再開したいと思います。
どうか、ダイアログ・イン・ザ・ダークで豊かな時間をご一緒に作れますように。
3月20日より、ダイアログ・イン・ザ・ダーク「内なる美・ととのう暗闇。」始めます。
https://did.dialogue.or.jp/totonou/
ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパン
志村季世恵・真介
スタッフ一同