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音のない世界で”おしゃべりしよう”「ダイアログ・イン・サイレンスshowcase in大阪」開催レポート

一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティは、聴覚障害のあるアテンドのもと、音のない世界で、言葉の壁を超えた対話を楽しむエンターテイメントプログラム「ダイアログ・イン・サイレンス showcase in大阪」を、中外製薬株式会社の特別協力で8月5日(月)から9日(金)まで開催しました。

体験の様子:「音のない世界」でのコミュニケーションに挑戦

「ダイアログ・イン・サイレンス」は、聴覚障害のあるアテンドのもと、音のない世界で、言葉の壁を超えた対話を楽しむエンターテイメントプログラムです。
今回は、本プログラムのエッセンスを60分間に凝縮、大阪では初めての開催となり、4日間で200名以上が体験しました。

ゲスト(体験者)は9名で1つのチームになり、音を遮断するヘッドセットを頭につけます。
聴覚障害のあるアテンド(案内人)から、ジェスチャーで「声や手話でのおしゃべりをお休みして、楽しみましょう」などとルール説明があったのち、体験はスタート。
身振り手振りだけでゲームを楽しんだり、顔の表情などを駆使しながら、音のない世界でのコミュニケーションに挑戦します。
普段と違う慣れない環境の中でも、通じた時には笑顔が生まれていました。

体験の最後にはヘッドセットを外し、顔の表情やボディーランゲージ、筆談、音声など、あらゆるツールを使って、聴覚障害のあるアテンドとゲストとともに体験の感想を対話しました。

ゲストの声:「コミュニケーションで大事なことは、笑顔で目を合わせること」

最初は緊張気味でジェスチャーに戸惑っていたゲストも、アテンドのサポートで徐々に表情が和らぎ、積極的にゲームに挑戦していました。
また、初対面同士のチームがほとんどながら、最後にはお互いに目を見て笑い合い、言葉の壁を超えて意思疎通をとる場面も多く見られました。

ゲストからは
「共通言語がなくても人種が違ってもお互いの思いを伝える手段はあると感じた」
「”伝える” ”伝えたい” ”理解したい”を言葉以外で表現する大切さと面白さを学べた」
「コミュニケーションで大事なことは、笑顔で目を合わせること」
「手話は楽しいな。気持ちを伝えるっていいな(8歳)」
などの声が聞かれました。

2025年には耳の聞こえないアスリートのオリンピック「デフリンピック」が日本で初めて開催され、世界約80カ国・地域から来日するデフアスリートや耳の聞こえない観光客にどう対応するかが大きな課題となっています。

「ダイアログ・イン・サイレンス」は、2024年12月1日より東京・竹芝のダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」でも開催予定です。
今後も様々な企業・行政と連携し、デフリンピックに向けた社会的気運醸成および、人と人とのコミュニケーション再考の機会として開催してまいります。

プレスリリース

【PR TIMES】音のない世界で”おしゃべりしよう”「ダイアログ・イン・サイレンスshowcase in大阪」開催レポート