共創社会への普及と啓蒙
ダイバーシティ&インクルージョン時代の企業研修
日常では簡単にできる作業が、暗闇では出来ません。
性別、年齢、容姿、障害、肩書きなど、すべて意味を失います。
真っ暗闇の中、視覚障害者のアテンドに導かれ、参加者は声を掛け合いながら、見ること以外の感覚を使い、主体的に気づきを得ていく体験型研修です。
「コミュニケーション向上」「チームビルディング」「イノベーション能力向上」「リーダーシップ養成」「ダイバーシティ推進」600社を超える企業で、“暗闇体験”が導入されてきました。
また、「情動知能(EQ)」調査も実施。自分や他者に対する先入観と、ダイアログの体験、生産性・ストレスへの各因子を調べたところ、体験後はすべての数値が上改善しており、とくに「他者対応」「状況対応」のスコアが大きくのびることがわかりました。
その結果、ダイアログの研修により、個人としても、チームとしても成長し、生産性の向上やストレスの改善に結びつくことが明らかになりました。
視覚障害者・聴覚障害者による商品開発・コンサルティング
ダイアログで特別なトレーニングを積んだアテンドは、彼らだからこそもつ力や視点があります。例えば、触覚や香りに敏感な視覚障害者のスタッフ。彼らとともにタオルや伝統工芸とのコラボレーションを行いました。彼らのもつプラスの財を、ダイアログのノウハウでもってよりよく豊かな社会づくりのために、還元しています。
視覚障害者は、選挙公示の際に配布される選挙者のチラシを読むことができません。なぜなら、各HP掲載のチラシは、改竄を防ぐためPDFになっているから。選挙権があるのに、選挙に参加できない理由を私たちはつくりだしてしまっていました。その矛盾を解決しようと、Yahoo!とともに、視覚障害者が使用する音声認識機能も兼ね備えた選挙広告を作成しました。
「聴覚障害者もラジオを楽しみたい」そんな声を受け、ラジオ局との共創により「サイレントラジオ」と称し、ラジオOA時間帯にYOUTUBE上で手話通訳による同時放送、ホームページ上での全文書きおこしを行いました。
会津漆器「めぐる」
「めぐる」は、漆器本来の心地よい肌触りや口当たり、そして抱き上げたくなる優しいかたちを追求した、日々の暮らしの中で永く使えるお椀です。「めぐる」のデザインにアテンドたちが参加し、手先や唇の繊細な感覚を持つ彼女たちが求める、究極の心地よさと使いやすさにこだわりました。それを実現させたのは、会津の職人たちの匠の技。両者が対話を積み重ねながら、約1年をかけてじっくり商品開発しました。
2015年グッドデザイン賞受賞。
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今治タオル
繊細な感性から生まれた、最高級の肌触り。
ダイアログ・イン・ザ・ダークの案内人である視覚障害者のアテンドスタッフは、見えないことで培われた豊かな感性を持ち、目で見る以上に”もの”の本質を楽しむことを知っています。ダイアログ・イン・ザ・ダーク・タオルはそんな繊細な感性を持つアテンドスタッフと日本を誇る今治タオルメーカーさんとのコラボレーションから生まれた3種類のタオルです。
2008年、グッドデザイン賞を受賞し、2010年には日本で開催されたAPEC(アジア太平洋経済協力会議)でも紹介されました。
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国・行政との連携によるイベントの開催・後援など
地方自治体等の行政と連携し、これまで日本各地で開催をしてきました。その地でしか体験することのできない特別なものを設え、市民の参加者にお楽しみいただいております。また、近年では国家公務員の研修の一環にも採用、ダイバーシティや共生社会理解のための取り組みの一環としても開催されています。
ダイアログ・イン・ザ・ダーク
2016.11 東京福祉局イベント TOKYO SOCIAL FES 2016 の特別イベントとして「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」を特別開催
2017.11 文京区の地域支援フォーラムにてDIDショーケース開催
2018.1 内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部事業局委託事業「ダイアログ・イン・ザ・ ダーク SHOWCASE for 2020 Tokyo 暗闇で感じる日本文化」を開催 (2017年オリンピック・パラリンピック基本方針推進調査)
2018.2 北区「来たKITAオリパラプロジェクト」にてDIDショーケース開催
2018.9 人事院向け研修実施
2019.2 北区「来たKITAオリパラプロジェクト」にてDIDショーケース開催
ダイアログ・イン・サイレンス
2017 厚生労働省、東京都、渋谷区 後援
2018 厚生労働省、東京都、渋谷区 後援
2019 厚生労働省、文部科学省、東京都、渋谷区 後援
ダイアログ・イン・ウィズ・タイム
2019 東京都、渋谷区 後援